Angel Blue ～アメリカICUナースのブログ～

今日から５連休～♫♫♫



私は毎年、誕生日連休をとります。



といっても、休みの申請をするのではなく、

週休４日のスケジュールをうまく調整して連休をとるのです。


今までの誕生日連休で一番長かったのは８日☆

ちなみにその時は、車でアメリカ大陸横断しました！




この連休のために、昨日まで３連チャンシフトを頑張ったのですが、

昨日の３連最終シフトの後、仕事仲間とのパーティーがありました。



昨日誕生日のナースがいて、そのお祝いも含めて皆で集まろうってことになって・・・

そしたら、急な企画に拘らず２４人も集まりました～！




で、幹事がバースデイ・ボーイのために選んだ店が、サンタモニカにある



HOOTERS




詳しくは、こちら参照。

http://www.hooters.com/home.aspx




バースデーボーイが５０代の おじさんナースだったからでしょうか。。。



このお店はチェーン店なので各地にありますが、





 ↑ ↑ こんな感じのオネェチャン達がいっぱいいるお店です。



これがここのウエイトレスさん達のユニフォーム。

これを着たボインな女の子達が働いています。

（てか、ボインて・・・。　久々に使った、この言葉。。。）



なので、この写真にあるような、

ブロンドでおっぱいの大きなカワイコちゃん達がお店の売り。

どちらかというと男性向けのお店なので、今回初めて行きました、HOOTERS。



１次回のHOOTERSを出て、２次会のバーに行ったところで同僚ナースが一言。



「てかさぁ、全然巨乳じゃないじゃんっ！！！」


「それに、全然可愛くないし。」



この言葉に皆、

「そうそう！ほんとだよね～！」

って賛同。



もちろん私も賛同。

なんか、がっかり。

って、別に何も期待してた訳じゃないけど、初めて行って全然印象と違ってた。。。



しかも、サービス激悪。

駆けつけの一杯でピッチャーのビールを飲もうとしたのに、

空グラスを持ってくるのに、２０分以上かかった！！

空グラスだよ？！

店内すごいすきすきなのに、ありえない～！！！



２度と行かない！




まぁ、文句はさておき・・・


たまにこうして、同僚と集まってワイワイやるの、いいですね。



日本でも多分こういうのってあるんでしょうけど、

大きな違いは、アメリカは年齢や勤務年数による縦社会がほとんどゼロ。



なので、新参者がいても年配者がいても、みんな同レベルでワイワイできるのです。

だから、日本でよくある「今日は無礼講でね！」なんて言葉すらそもそも存在しない。



特にウチのＩＣＵは皆で助け合うという意識環境が整っているので、

働きやすいし、皆の仲もいいと思います。

仕事仲間は第２の家族っていう意識が多くの同僚の中にあるんですよね。



看護師ってストレス溜まりやすい仕事ですが、こうして皆で一緒にストレス発散！

っていうのも、いいかも！って思いました。



シフト３連チャン後で正直疲れてたから行くつもりなかったんだけど、

すごく楽しかったから、やっぱり行って良かった！



私の誕生日も数日後なんだったら、私のも今日お祝いしようって言ってくれて・・・。

ついでに誕生日のお祝い第１弾もそこで済ませてきちゃいました☆



みんな、ありがと～☆☆☆



そしてこれからも、楽しい時も辛い時も一緒に頑張れる仲間でいてね☆

[9回]

今回はとってもダイナミックなお話。



患者さんは３０代。

消化器系の難病が原因で、かれこれ２ヶ月以上も入院生活を強いられている方。

長い間、ＩＣＵにいらしたけど、最近やっとＩＣＵから普通の病棟へ移動。



ところが・・・



普通の病棟で過ごしたのもほんの数日。

いきなり容態急変！

血圧が急降下してＩＣＵに逆戻り！！



原因究明のため、ＣＴスキャンに送ることに。



すると、ＣＴスキャンで恐ろしい事実発見！！



それは・・・



心タンポナーデ


見れない方は、こちらのリンクを試してください。

http://www.youtube.com/watch?v=qwB1tc8C_VU&feature=player_embedded



とにかく・・・

この患者さんは一刻を争う危機的状態！！！



ＯＲ（手術室）にて緊急開胸手術！！！



・・・という案がでたものの、

なにしろ一刻を争うので、その準備をする時間も勿体無い！

とのことで・・・




病室内にて、緊急に


心嚢穿刺　決行！！！




心嚢穿刺・・・。

つまりは、その膨らんだ心嚢に針をブスッと一刺しして溜まった液を外に逃がす、

という手法。




これまで 肺気胸 に針を刺す、胸腔穿刺が病室で行われているのは何度となく見た。

でもさ、心嚢穿刺って、あのバックンバックン動いている心臓目がけて針を刺すの？！



きゃ～！！　想像しただけで恐ろしや！！！



心臓と心嚢膜の間にうまく針を入れなくてはならない訳だけど、

もしちょっとズレて心臓傷つけちゃったら・・・



ぞ～～っ。。。





といろいろ思い巡らせてしまった私ですが・・・



何にせよ、一刻を争う状態な訳で。。。



胸腔外科の外科医が来て


ブスッと一発！



そしたら一気に１リッター以上の血液がドバドバ溢れでて来たそうです！



あ、「そうです」というのは、私がシフトに入る数時間前に起きたことで、

この話は全部夜勤のナースの申し送りからです。

まるでそこに居たかのように臨場感いっぱいに話しちゃってますが。。。



針を刺し、そのままカテーテルを心嚢に残した状態にしたのですが、

結局そのカテーテルが抜かれるまでの間、２リットル近くの血液が出てきた。

胸腔外科医でもビックリ仰天の、記録的レコードらしいです。



でも、この心嚢に溜まり心臓を圧迫していた血液を取り出してすぐ、

心臓はバックンバックン動けるスペースを取り戻したため、

また元気に動き始めポンプ機能挽回！



ポンプ機能低下により体に送り出す血液量が低下したため起きていた血圧低下も即回復！



この患者さんは一命を取り留めたのでした～☆





あと、数時間遅れたら手の届かないところに行っちゃってたかもしれない命。

ＩＣＵにいると、本当に一秒一秒の大切さを噛み締めることが多々有ります。




この患者さん、いろいろあったダイナミックな夜が明け、さぞかしお疲れだったのでしょう。

私が担当した昼間はスヤスヤとお休みになっていました。

そりゃ～、疲れたよねぇ、あんなことあったんだもん。。。



なにはともあれ、大事に至らなくて（大事は大事だけど・・・それ以上の）

本当に安心しました。



どうしてこのタンポナーデが起きたのか、ドクターもまだ原因模索中ですが、

なんとか原因解明に至り、今後もうこんなことが起こりませんように・・・。



ただ・・・、ナースとしては・・・

華麗な心嚢穿刺の瞬間、やっぱりちょっと見てみたかったなぁ～。。。

な～んて気持ちも正直あったりなんかするかも。。。



すみませんっ！！　(^^ ゞ




関連記事：

[9回]

今週の仕事は、日・月・木だったので、木曜が今週の仕事納め。

（※関連記事： 『週休４日なのです！』）
 

やった！今週は金・土休みだ～♫



金曜日は日本人の友達と２人でランチ。

行ったのはココ。


Dolce Vita
European gourmet foods

1718 S. Catalina Ave.
Redondo Beach, CA 90277

Dolce Vita の公式ウェブサイトでメニューも見れます。

そして、見た瞬間からずっと気になっていたデザートを最後にオーダー。


それが、こちら。




ストロベリー・ティラミス ♥



ティラミスとイチゴですよ？！



なぜ、今まで一度も出会ったことなかったんだろう？？？

これって絶品な組み合わせなのに？



実際のお味は想像以上！

ここによく来る友達は「普段これ置いてないから、バレンタイン用なんじゃない？」

って言ってたけど、期間限定だったら残念だなぁ～。。。



結局ここに３時間以上居座って、

キャリア志向な女同士、とても充実した話題を繰り広げました！




ランチが終わってから夜の友達との会食まで数時間あったので、

美味しい日系のケーキ屋さんにて



おひとり様、満喫 ♫



行ったのは、ココ。


Pâtisserie Chantilly

2383 Lomita Blvd. #104
Lomita, CA 90717　

公式サイトはこちら



丁寧に作られた可愛らしいケーキがいっぱい。

私はここでもまた懲りずに、ショートケーキとアール・グレイをオーダー。





ここは、主婦の方達の語らいや、私の様なおひとり様の憩いの場だったりします。



写真のショートケーキ、クリームが普通の生クリームと

カスタードか練乳入りのリッチな生クリームの２種類入ってて憎い演出☆

それよりなにより、スポンジがしっとりしてるのにフワフワで、さすがChantilly！



このケーキと紅茶に舌鼓を打ちながら、最近読んでいる本、

横山秀夫さんの『影踏み』

を読み終えました。



ちなみに・・・

「何？！ケーキ１日で二つも食べたの？！」

って質問は、甘んじてお受けします。。。





こんな感じでなんとかおひとり様で数時間乗り切って・・・



今度は、会社帰りの男友達２人と私の３人で金曜呑み。



博多　やまや（ホルモン焼き、もつ鍋）

2529 Pacific Coast Hwy.,
Torrance, CA 90505



ここは、去年の夏ゴルフの後、週１で行ってました！

お目当ては、５時半～７時のハッピーアワー。

ビール、生中が￠９９！

（関連記事： 『かなりお得な〇〇のハッピーアワー☆』 ）

 

ここで、お店の人が知り合いサービスとして出してくれたのが、

高菜入り厚焼き玉子。

これは実はメニューにないもの！

ごちそうさまで～す！



初めて食べたけど、すっごい美味しかった！

高菜の程よい塩味でお醤油いらず。



もつ鍋や焼肉も頼んだけど、

基本ベジタリアンの私は野菜系おつまみ専門。。。

やまやサラダが超オススメ！

一人であの大皿一皿ぺろりといけちゃうくらい。



あとは、もつ鍋にいれた締めのラーメンがお気に入り。



ここでは、くだらない話で笑って過ごしてたけど・・・。



ここ来ると、必ずといっていいほど誰か知ってる人に遭遇するので・・・

喋る内容には気を付けなくてはいけません。

昨夜も知人２人に出くわすの巻。。。



私は住人ではないけれど、日本人がとぉ～っても多いこの South Bay エリア。

このエリアに一歩入ると忘れちゃいけない心得、それは・・・



壁に耳あり障子に目あり



な～んて！



いや、ほんとですって。。。　(-_-;)

誰にいきなり出くわすか分からないので、言動や行動には常に気をつけよ～ってこと！（笑）

土曜日の今日は、友人のバースデー・パーティーに行ってきま～す！



・・・そして、明日の日曜から、滅多にしない仕事３連チャン。。。

トホホ。。。



でも、この２日でナース忘れて、友達と十分リラックスできたし・・・

明日からまたナースのお仕事、頑張りま～す☆

[6回]

"Are you coming back tomorrow?"

「明日(も) 来る？」



たまに患者さんや患者さんの家族にこんなことを言われます。



ただし、私が働いてるのはＩＣＵなので、直接言われるのは、

意識があり、話ができるＩＣＵ内において比較的元気な患者さんからに限りますが。。。



最近の例では、 『私は黒子』 という記事に登場した患者さんが、お世話をする度に

"Are you coming back tomorrow?"

と私に尋ね、



"No, I'm off tomorrow... Sorry..."

（ううん、明日はお休みなんだよねぇ。。。　ごめんね。。。）

と返すと、とってもがっかりした表情をなさいます。




という訳で・・・



「明日も来る？」



っていう患者さんやご家族からいたがく言葉はある意味、



「君、イイネ～！ 合格！採用！」



ってことなんですっ！



シフトの最後にこれを言われたら、その日の１２時間ケアを通して

看護師として十分信頼してもらえた証拠。



だから、

「明日も来る？」

って言われると、なんとなく嬉しくなる♫



とは言っても、前に『週休４日なのです！』の記事でご説明した通り

週３勤務なので実際に次の日に仕事をしてる確率のほうが少なかったりするのですが。。。



もっと嬉しい時には、「明日も来る？」に加えて



”You are the best!"

（君が一番！）


なーんて言ってもらえたりします。



『私は黒子』の患者さんなんかは更にこれに加えて、


”I'll request you!"

（君をリクエストするよ！）


ってまで言って太鼓判押していただきました～☆



それにしても、キャバクラで女の子指名するんじゃないんだからさぁ・・・（笑）



でも実際、自分に合う看護師がいたら「この人がいい」って指名することも一応可能。

（担当決めの際に看護師の経験レベルなどを考慮するので希望に添えるかどうかはまた別問題ですが。。。）




私は思うけど、こういうときに見られているのは多分、






ケアの丁寧さってくくると漠然としているけれど要するに、



どれだけ丁寧に患者さんや家族の主張や質問に耳を傾けるか

どれだけ丁寧に治療に関するナースの動作の１つ１つを説明するか

どれだけ筋の通った行動をしているか

どれだけ患者さんの容態を気遣った声を掛けてあげるか

どれだけ慎重に患者さんの体を扱うか


などなど・・・

まだまだ挙げればどんどん出てきますが、今回はここら辺にしておきます。



患者さんやご家族って、命が懸かっているだけに、結構細かく見てるものなのです。



これからもより多くの「明日も来る？」の言葉が聞けるように頑張らなきゃ☆




ナースの心得、その４：

看護師の信頼はケアの丁寧さから築くべし！




関連記事：

私は黒子
 

[9回]

今日はとぉ～っても嬉しいことがありました♫



このブログの一番人気の記事、 『すごい発見☆』が

tomotan さんの『 ねこ＆ＬＡ日記』の一記事として紹介されたのです！



もとを辿れば、tomotanさんの『 病気と闘ってる皆様へ 』という記事に

コメントさせていただいたのがきっかけ。

この記事は、とても強い精神をもった乳癌患者さんの闘病エピソードについて。



tomotanさんのブログを訪問するのが初めてだったのもあり、

この時は取り急ぎこの記事だけ読んだので気づかなかったのですが、

幸い、tomotanさんの乳癌は今となっては過去形だったんですね。。。

私、早とちりして応援のコメントにかなり力こもっちゃいました。  ( ^ ^ ゞ



まあ、それはともかくとして・・・



tomotanさんの「奇跡を信じますか？」という問に、

「私はたくさんの奇跡を見てきた」という内容のコメントと共に、

それを証明するため、奇跡の一例である 『すごい発見☆』のリンクを

貼らせていただいたんです。



そしたら、『すごい発見☆』を読んでくださったtomotanさん、

この記事をブログで紹介してくださり、


「涙が出ました。　勇気が出ました。　そして希望が持てました。

奇跡は起こるし、それは医療側の人たちの喜びでもあるなんて素晴らしい。

うれしいですね。」


って書いてくださったのです！！



私は看護師としての初心を忘れないためにも、

闘病中の方々やその家族の方々のブログを読ませていただくことが多く、

時間があればコメントさせていただくのですが、

この予想外の素敵なサプライズに胸がじ～んときちゃいました！



私なんかの言葉でも、人の心を動かすこと出来るんだって。



命の現場で起きたことに対して、私はただ思うままに書き綴ってるだけだけど

（その時の気分によって文体もまちまちだし、タイポも多いだろうし・・・笑）、

そんな文章からコンピュータースクリーンの向こうにいる誰かの勇気や希望が生まれるって

すごく嬉しいなぁ～。。。



正直、ブログ記事を書くのって時間と努力と根気が必要だけど、

たとえたった一人でも私の記事を読んで勇気や希望を抱いてくれる人がいたら、

また頑張ろうってすごく励みになるし、素直に嬉しい♫




考えてみると、私のＩＣＵでは一人のナースに対して担当の患者さんは一人か二人。

今まで、そしてこれから総計何人の患者さんをＩＣＵでお世話するのか分からないけど、

そのかたわらで、直接お会いできない何千人、何万人の患者さんに対して、

ブログを通して少しでも勇気と希望をを与えていくことができるとしたら、

それもまた、私が看護師としてできる精一杯の看護になるのかなぁって期待しています。



本当にそれが出来たら素敵だなぁ～。。。

なんか、とてつもなくおっきな夢だけど！



それにしても、言葉の力ってすごい！

そして、ブログの力ってすごい！

人の心を動かす無限大のパワーが秘められているんだね☆



「勇気が出ました」ってコメント、今までにもたくさんいただいてきたけど、

これからもっともっと人にパワーを与えられるような記事を書いていきたいな。



命の現場にいる看護師だからこそ見ること、感じることっていっぱいある。

そして、「病気になってから気付く大切なこと」って本当にたくさんあると思う。



でも、当たり前だけど病気になんかならない方が良いので、

病気にならなくてもちゃんと分かっていてほしい大切なこと、

私がこれからもお伝えしていければと思います。



このご時世、辛いこともたくさんある世の中だから、

そんなときにこそ私のブログを読んで


命の大切さや有り難さ

普段気づかないささやかな幸せ


についてちょっとでも考える時間を持ってくだされば嬉しいです。




よくばって記事のジャンルがいろいろバラバラだったりするし、

ブログ初めてまだ数ヶ月のひよっこですが・・・


これからもどうぞ末永くよろしくお願いしますね☆



最後になりましたが・・・

tomotanさん、私の記事を紹介してくださり本当にありがとうございました。

[4回]