カリフォルニアの大学病院にあるICUで看護師をして7年目。 ICUの中で起こる日々のドラマ。 アメリカの命の現場から生の声をお届け! アメリカ医療の裏側やナースの日常を覗いてみませんか? まずは「ハイライト」内の記事からチェック!!
今日も昨日に引き続き、同じ患者さん2人を受け持ち。
ブログに書いたけど、ほとんど座る暇も無いほど忙しくて、
残業1時間半。。。
昨日の時点で、気管挿管1件入り、
結局2人とも呼吸器に繋がれたことはお知らせしましたが、
最初から呼吸器に繋がれていた方の患者さん、今日は急遽、
気管支内視鏡検査入りました。
<気管支内視鏡検査についての解り易い説明はこちら>
ICUでは患者さんの負担を出来るだけ避けるため、
こういった大きな検査もベッドサイドで行います。
検査室に患者さんを運ぶとなると、ICU患者さんは重篤な状態なので、
運搬時のリスクがやはりとっても高いのです。
同種の胃カメラや大腸カメラもICUではベッドサイドで行われます。
更に、心臓のカテーテル挿入の手術とか、
気管支切開手術もベッドサイドでやっちゃいます!
一応、リスクを最低限に抑えるためにベッドサイドで行われる
この気管支内視鏡検査ですが、今日のこの患者さん、
検査直前に何もしてないのに血圧急降下!
これじゃ検査が出来ない!
ということで昇圧剤の点滴を即始めて血圧安定を確認してから、なんとか検査開始。
モニター画面に肺の内部(気管支)が映る。
この患者さんは私が見た中でも結構きれいな気管支。
私が昔見た患者さんの中では、
気管支にモコモコのカビがびっしりと蔓延ってる人とかいましたからね。
あれは、身の毛もよだつ衝撃的映像!
気管支内視鏡検査では、肺の中がどんな状態か見るだけでなく、
生体穿刺採取や、気管の分泌物(いわゆる痰?)の検査検体採取
も同時に出来ます。
ちなみに、気管の入口にある声帯を見るのがおもしろい!
声帯のYouTube映像リンクはこちら
上の映像は鼻からカメラ入れてますが、
今回の患者さんのように気管支挿管されてる人は、
気管内チューブの中を通って気管をチェックします。
ICUで働いてると、
たまにこんな興味深い映像を見ることができるので、楽しいです☆
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