忘年会シーズン、お正月と
飲み会シーズン真っ只中の皆様に、今日は
二日酔い対策~!!
第1回 『二日酔いのメカニズム。予防は知識から。。。』
第2回 『二日酔い防止対策。飲む前に。。。』
第3回 『二日酔い対処法。飲んでしまったら。。。』
の全3回に分けてお伝えしていきたいと思います。
それではさっそく、
二日酔いの知識
を磨きましょう。
何でも、
予防は知識からですので。
ではまず、
< 二日酔いってそもそも何?>
アルコールが体内に摂取されると、アルコールを分解する
アルコール脱水素酵素 により、
肝臓にて アルコール が
アセトアルデヒド という物質に
分解されます。
この アセトアルデヒド は人間の体にとって
毒 なので、これを
毒物解毒部門の肝臓が
アセトアルデヒド脱水素酵素 を使って、一生懸命毒の無い 酢酸 へと分解する訳です。
やがてその酢酸は、
二酸化炭素 や
水 に分解され、
尿や汗、吐息となり、
体外へ排出され、無事アルコールの代謝完了となります。
↓ とっても解り易い図解を見つけたので、ご参照ください。
hangover.tank.jp より
ところが、代謝可能な量以上にアルコールを摂取してしまうと、
この
有毒物質であるアセトアルデヒド が体内にどんどん溜まって悪さをし、
二日酔いの症状がでてしまうのです。
それでは、経験者には言うまでもないとは思いますが、ここで症状をおさらい。
< 二日酔いの症状 >
これは、二日酔いの人の7割以上にみられるといわれる、メインの症状で、
誰もが経験済みの、一番悩まされる症状ではないでしょうか。
この頭痛の原因は、大きく分けて3つあります。
アセトアルデヒド自体が起こす頭痛:
有害物質であるアセトアルデヒドが脳に影響して起こす作用です。
食べ物に含まれる物質や、お酒の中の不純物による頭痛:
特に食べ物に含まれるチラミンは血圧を上昇させ頭痛を、ヒスタミンは脳の血管を拡張させて頭痛を引き起こすそうです。
脱水症状からくる頭痛:
お酒を飲むと、脱水症状になりやすくなります。
脱水症状になると、脳内の水分量が低下するで脳内圧が下がり、頭痛の原因になります。
また、アルコールを分解する際に大量に水分が消費され、細胞内の水分も少なくなり細胞が縮んだ状態になるため、それが原因で激しい頭痛が引き起こされることもあるようです。
低血糖による頭痛:
アルコールの代謝で糖分も消費されるほか、アルコールの代謝に肝臓がフル回転するため、本来なら肝臓で行われている糖分の生成も追いつかなくなってしまいます。 そのため、低血糖に陥りやすくなり、低血糖の症状の一つである頭痛が起こりやすくなります。
アルコール自体の 利尿作用(尿の排出を促す作用):
これは、アルコールが抗利尿ホルモンを抑制するために起こる作用。
体内から尿や汗などとして失われた水分を十分に補給しないと脱水症状に陥ります。
嘔吐・下痢による脱水:
言うまでもなく、吐いたり下痢をしたりすれば、その排泄物と共に水分が体内から水分が急激に失われてしまい、脱水症状に至ることもあります。
アルコール代謝の過程で消費される水分による脱水:
上記でご説明したように、肝臓でのアルコール代謝には水分が多く必要とされるので、代謝が進むにつれて、体内では水分が失われていきます。
アルコールによって胃粘膜が刺激・損傷されるために起こります。
更に、アルコールは胃酸の分泌を促進するため、それによって胃痛や嘔吐が引き起こされる場合もあります。
また、毒性物質アセトアルデヒドの血中濃度上昇で起こされることもあります。
体が脱水症状になると、突然の動悸や心拍の乱れが起こる場合があります。
脱水やアルコール代謝の過程で起こる電解質のバランスの崩れも原因となります。
その他いろいろな原因により心筋に疲れが出て、心臓の収縮に乱れが生じます。
これは言うまでもなく、脱水症状が原因となります。
また、アルコールなどを含む吐息により、口の中や喉の粘膜が乾燥するという影響もあるようです。
先述の脱水症状や低血糖によるものから、神経物質などサイトカインによるもの、そして一連の悪酔い・二日酔いの症状からくる睡眠阻害による寝不足など、多種の要因が考えられます。
女性には特に天敵のむくみ。 これは、アセトアルデヒド が新陳代謝を阻害するために、皮下組織に余分な水分や老廃物が溜まってしまい起こる症状です。
二日酔い経験者の方、頭痛以外に思い当たる症状はありましたか?
ところで、日本人の多くの人が二日酔いを経験したことがあると思いますが、
日本人はお酒に弱い
ということは統計で実証されています。
その原因は、先程ご説明したアルコール代謝の主力的存在の
アセトアルデヒド脱水素酵素。
日本人のほぼ半数は、この酵素の一種が欠損している
という統計がでています。
少量のお酒を飲んで、真っ赤になってしまう人、
そんな人は、この酵素が欠損している、といってほぼ間違いないでしょう!!
欠損している「
失活型」まではいかなくても、日本人には「
低活性型」も多いそうです。
日本人が二日酔いになりやすいのには、こういった
遺伝子の先天的な要因があるのです。
基本的にアジア人にはこの「失活型」や「低活性型」が多く、
白人にはあまり見られないという統計があります。
ということで、海外にいる皆さん、
白人と同じペースでお酒を飲んでいると翌日後悔の嵐になるかもしれませんよ~!!
『二日酔い対策』第一回知識編、いかがでしたでしょうか?
次回はいよいよ、
「飲む前・飲んでる最中のの二日酔い対策」に入ります。
乞うご期待 ☆
※尚、今回の記事は、看護師である私自身の知識に基づいた上、以下のサイトを参考に書かせていただきました。
・ http://medt00lz.s59.xrea.com/
・ http://www.selfdoctor.net/index.html
・ http://hangover.tank.jp/
第2回も期待してるよー!って方は、下の応援クリックお願いしまーす☆
[3回]
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この記事へのコメント
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今度ICUがテーマで記事を書きたいとおもってます、期待していてくださいね!
応援クリック終了、これからもよろしく!^^
Re:お友達登録
ドクターを目指してらしたんですね!
でも、ブログを拝見するに、今のお仕事でものすごく成功されてるご様子なので、素晴らしいと思います☆
私は逆に株とかそういうの、全然分からないけど、実は興味あるので、これから海外トレーダーさんのブログでいろいろ勉強させていただくつもりです!
ICUの記事を書くのですか?
どんな記事になるんだろう。。。
とっても楽しみです!
お手伝いできることがあれば、お知らせください。
今後とも宜しくお願いします☆