朝日ニュースター『ニュースの深層』のビデオクリップより。
原発の恐ろしい事実について
広瀬隆さんが熱弁なさっています。
これは必見です!
この朝日ニュースターというのはCSの有料放送だそうなので、
直ぐに消されてリンク切れとなってしまうかもしれません。
その際はどうぞご了承くださいませ。
広瀬氏は、
静岡県御前崎市の浜岡原発の危機について熱心に警告されていますね。
福島は
津波によってダメージが来たけど、
この浜岡は
直下型地震によって直接揺さぶられ大きなダメージが来るとのこと。
想像しただけで、言葉を失ってしまう。。。
日本の現在の原発事情では地震によって、
チェルノブイリの100倍以上の大惨事
が起こる可能性があると広瀬氏は危惧されています。
広瀬氏の説を100%鵜呑みにして良いのかは分からないけれど、
アメリカ在住の方や日本のケーブルなどでCNNをご覧になれる方はもう既に、
日本とアメリカの原発報道の大きな温度差
を感じられていることと思います。
日本では
「直ちに健康に及ぼす影響はない」の連呼。
一方で、アメリカではかなりの警戒が呼びかけられ
緊急事態だとされている。
実際に在日アメリカ人に日本から引き上げるよう勧告を出したそうです。
日本の原発に関する報道は、パニックを敬遠してか、
情報がコントロール
されているような気がしてなりません。
日本でもそれに気づいていらっしゃる方々が大勢いらっしゃるんでしょうけど、
「そんなこと言ったって、(仕事も生活もあるし)どうにもできないでしょ」
というのが本音なのかな。。。
対岸のアメリカに居る私ですら、原発のことが心配で心配で・・・
正直あまりよく寝れていません。。。
もっときちんとした情報開示をするなり、
他の原発においてもいろいろな対策を施すなり・・・
政府を中心に大きな行動を起こしてくれるよう、願うばかりです。
国民は
「直ちに健康に及ぼす影響はない」の
「直ちに」
という言葉に安心してはいけないと思います。
「直ちに」健康を及ぼすって言えば、吐き気をもよおしたり、リンパ球が減ったり・・・
そういった急激な変化を指すのであって、そりゃ相当なことですよ。
でも、じゃあ「直ちに」じゃないのは分かったから、
数年後、数十年後にも健康に及ぼす影響がない
と言えるんですか?
正確な情報と共に、国民にそれを伝える必要もあるんじゃない?
実際、今日の枝野官房長官の会見の際、
1人の記者がこの質問を鋭く長官に投げかけたところ、
枝野官房長官は「健康に影響はない」と
「直ちに健康に影響はない」とは違うというニュアンスの返答がありました。
妊婦さんや子供にも、影響無いと言えますか?
という疑問も私としては生まれてしまします。。。
将来、被爆によって健康を害した方々に対し政府が
補助金を出していく、
政府としてはそれも考慮して、出来るだけ多くの人に害が及ばないよう、
きちんとした情報開示をして欲しいです。
ナースである私個人としては、補助金云々より何より、
被爆による病気で苦しむ人々が増えないことをただただ願うばかりですが。。。
放射能汚染された魚介類や農作物が食べられなくなることによる
食糧危機
が起こらないことも切々たる願いであります。
これを機に、
原発のあり方について、
そして、原発を必要としなくてはならない国民の
エネルギーの使い方について、
改めて深く考えていかなくてはならないと思います。
今回のことは日本のみならず、
全ての原発所有国に対しての警鐘であり、
全世界で共に考えていかなくてはならない重要トピックだと思います。
広瀬隆 著 『原子炉時限爆弾』
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