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Angel Blue ~アメリカICUナースのブログ~

カリフォルニアの大学病院にあるICUで看護師をして7年目。 ICUの中で起こる日々のドラマ。 アメリカの命の現場から生の声をお届け! アメリカ医療の裏側やナースの日常を覗いてみませんか? まずは「ハイライト」内の記事からチェック!!

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今日は私と誕生日がたったの1週間しか違わない同い年の患者さんを受け持ち。

同い年の重病の患者さんをお世話する時は、やっぱりとっても複雑な気持ちになる。。。

(関連記事: すごい発見☆ )
 


この患者さん、頻拍性心房細動呼吸困難の為、

昨夜病棟からICUに搬送されて来たとのこと。




夜勤ナースから申し送りを受けた時点ではまだ結構容態が悪い感じだったのですが、

私のシフト中に劇的に回復!!




心房細動用の薬の点滴をしててもずっと治る気配のなかった頻拍性心房細動も治り、

ほとんど出ていなかったおしっこもちゃんと出るようになったし、
(心房細動が治ったお陰もあるともうけど・・・)

呼吸器からも外すことが出来たし・・・

私がお世話した12時間のうちにどんどん回復してくれたんです!




ドクターからも「すごい!よくやった!」みたいに言ってもらえて、

家族からも感謝してもらえて、

単に患者さんが頑張っただけだと思うけど、なんか嬉しかった ♫




でもね、統計上不思議なことに、


私がお世話すると、患者さんの容態が良くなるんですっ!!




これは、言ってみれば完全思い込み自意識過剰話ですが・・・

でも、ホントなのぉ~!!




だって例えば、昇圧剤の点滴の量をなかなか減らせなかった患者さんなのに、

私が受け持つとその点滴の量をどんどん減らしてゼロに出来たり、

呼吸器に繋がれた人が抜管に成功するまで呼吸が安定してきたり、

それまで意識が混乱して暴れていたという患者さんが暴れなくなったり・・・




点滴の量を減らすのは(アメリカでは看護師が独自に降圧剤・昇圧剤の点滴量を調節できる)

結構得意で、私にはその点滴量調節の絶妙なセンスがある!と実は自負しているけれど、

なんか、それだけじゃない気がする。。。




患者さんに対して良いオーラを放ってるんだと思う!!!




「あ~あ・・・、この人とうとう自意識過剰な妄想しちゃってるよ」って呆れて

ここで読むのやめないでくださいね~っ! (*_*;)




こんな風に思うのにはちゃんと理由があるんですよ。



注意して見ていると、稀に居るんです!



周りに居るだけで、患者さんの容態が悪い方向に進むナースやドクター




それまで容態安定していたのに、

そのナースが受け持つと悪くなり始めるみたいな。。。



もちろん、このナースは何も間違ったことしていないし、頑張ってお世話してるのに、

不思議なことに受け持った患者さんの容態が悪化しちゃうんです。。。



残業することなんて皆あまり無いのに、彼女はしょっちゅう残業。

患者さんに何か起きて忙しくなるから。

まぁ、多少の仕事の要領の悪さは否めないけれど、それにしても残業多い。



彼女はとっても働き者で良いナースなんですよ?

でもなんだろう・・・ 患者さんに対しての福相が無いっていうのかなぁ。。。



受け持ち患者さん皆が皆、悪化する訳ではないけれど、

なんかその割合が他の多くのナースに比べて高い・・・みたいな。




もちろん、ナースだけの話じゃないですよ。

ドクターも一緒。




あるドクターが当直をすると、

コード・ブルーが発生する確率がやけに多い

とか・・・




それまで安定していた患者さんの心拍や血圧が

あるドクターが病室に入ったとたんに悪化する

とか・・・




決して笑える話じゃないけれど、

なんか、そういう不思議な偶然が多いドクターやナース、

本当に稀ですが居たりするんです。




きっと「たまたま」が重なってるだけなんでしょうけど。




そのナースやドクターの運が悪いのか、

患者さんの運が悪いのか、

それとも、ドクター/ナース 対 患者さん の相性運が悪いのか・・・。




よく分からないけど、そこには目に見えない何かがあるのかもねぇ。。。

といっても、こればかりはコントロールききませんけどね。。。





あ・・・、これを読んでる人達を怖がらせちゃいましたよね?!




でも大丈夫!! 逆もあるから!!



つまり、


病室に入って患者さんに触れたとたんに、心拍や血圧が正常に戻るドクターやナース。



常にモニターで心電図や血圧がチェックされてるICUだからこその発見ですが、

前にそんなすごい奇跡の手を持ったドクターを見てビックリしたことあります!

(同業者の方からの似たようなエピソード、コメントにて大歓迎☆)
 



そこで今日の話に戻りますが、

私が患者さんに触れて声掛けた瞬間、頻拍性心房細胞が治って正常に戻ったんです!



「あ!あのドクターが持っていた奇跡の手が私にもあったのね?!」



な~んて・・・ 

きっと「たまたま」薬が効いてきた瞬間と一致したなんですけどねぇ~。。。

それでもなんだかちょっと嬉しくなっちゃった ~♫



私自身に対する福相はどうか分からないけど、

少なくとも患者さんに対しては疫病神ではないようです。



という訳で・・・ 新しい目標☆



目指せ! アゲアゲナース!!!






稀に見る
私の患者さんの容態急変エピソード記事も読んでね☆


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あるある。

分かりますー!
それ絶対あると思う。
王子は悪い方かな~。当直中に看取ること多かった気がします・・・
知り合いの脳外科医なんかあまりに救急が当たるんでおはらいに行ってました(爆)
うーん。目指せアゲアゲ病理医(意味不明)

Re:あるある。

分かりますー?!
「あるある」って言われて「クイズ100人に聞きました」がふとよぎった私も古臭いですかね。。。
それはそうと、良かった同意してくれる人が居て!

あ、でも王子さんは悪いほうなんですか?
あらあら。
でも、今は病理医でいらっしゃるということで、亡くなった後の患者さん相手ですものね。
それだったら、おはらいする心配ないですね!

「アゲアゲ病理医」、それもアリでしょー!!!

無題

白衣の天使。。。。
Angelさんは名前の通り、本物の天使みたいですね♪

自分が入院した時は絶対にAngelさんのような
ヒーリングの力を持ったナースの方に担当してもらいたいです!

Re:無題

EHFさん、コメントありがとうございます。

ヒーリングの力があるかどうかは分かりませんが、とりあえずあまり悪いオーラは発していないようなので、良かったです!

「白衣の天使」って言われてみたいんですけどね、アメリカで白衣来ているナースはほぼゼロに近いんですよぉ。。。
日本でドクターが着る手術着みたいなパジャマみたいなのをナースも着てるんです。
私の病院では皆ブルーのユニフォームなので、Angel Blueっていうペンネームなんです、実は!

日本の看護師さんのユニフォーム、着たことがないので、正直ちょっと憧れちゃいます!(笑)

いいなぁ。

奇跡の手を持つドクター&ナース、いいなぁ♪
そういう人たちにぜひ診ていただきたい!!
Angelさんの文章からも、力強いオーラが放たれてると思います。(私もブログでアンチ・スピなんて書いてますが)だから、患者さんの容態が良くなるのもわかる気がします!

うちの長男が高1の時、うつ状態で2ヵ月ほど不登校になったことがあったのですが、その時に診ていただいた心療内科の先生。
これがね~、すごい福相のお顔の先生で、顔を見た瞬間、「これは治る!」と私は確信したのです。本当に治りました。
“いい人オーラ”バリバリの医師でしたよ。
こういうお話、面白いですね♪もっともっと聞きたいです。

Re:いいなぁ。

rosa8719さん、コメントありがとうございます。

この記事を書いていたとき、正直迷いました。
こんな自意識過剰なことを書いたら、訳の分からない勘違い人間だと思われないか心配だったので。。。
でも、そんな心配をよそに皆様からたくさんの拍手をいただいて、自分でもビックリしています。

そして、rosaさんから「こういう話、面白い」と言っていただいて、嬉しいです。
ナースの仕事日記で日々のことをつぶやくだけでなく、こういうような一風変わった記事もたまにはいいのかなぁ。

rosaさんは、アンチ・スピとのことでいらっしゃいますが、スピリチュアルな世界を信じていらっしゃらないということですか?
アンチ・スピって初めて聞いたので、今度ゆっくりブログを拝見して勉強させていただきますね。

こちらこそ、心療内科の先生の福相のお話、面白いなぁと思いました。
心療内科という信頼関係を築くのが一番重要な分野では、特に福相の効果って高いのかもしれませんね!
息子さん、治って本当に良かったですね。

私はオーラが見える人間ではないし、オーラが何なのかも分からないけれど、周りの人に癒しの空気を与えられるような人間に成長していけたらなぁと思います。
ブログでも、オーラって伝えられるのかなぁ。。。
とにかく頑張ってみますね!!

わかりますよ~

私も以前に似たような記事を書いた事があるんですが、急変や具合だけでなく、不穏にあたるナース、そうでないナースがいますよね。案外その人がだすオーラって本当にあるんだと思います。患者にだけ伝わるオーラみたいな。
忙しくバタバタと自分で首絞めてるみたいなオーラを出しているナース、「なるようになるさ!忙しいときは笑ってしまえ」的なナース。。患者に伝わっているんだと思いますね。
私も昔自負してましたよ(笑)
不穏の患者にも「具合が悪かったらコール鳴らしていいですよ」って言うと案外ゆっくり寝てくれたり・・自意識過剰かもって思いながらも・・
患者の病状の良し悪しも、アセスメントによる“さじかげん”の細やかさだったり、どうにかなる!って言うような肝っ玉だったり、ナースの微妙なオーラって“魔法の手”なのかもですね。

Re:わかりますよ~

花Momoさん、コメントありがとうございます。

やっぱり同感ですか? 
しかも同じような記事を前にお書きになったんですね?!

不穏になる/ならないの原因が何なのか分からないけれど、やっぱりオーラってあるのかもしれませんね。
花Momoさんみたいに、忙しくてもポジティブにお仕事できるの、大事だし素敵だと思います!

オーラもそうですが、アセスメントのさじ加減。
とっても良いご指摘。
不穏の原因の1つには、確かにアセスメントで見逃してるサインがあるのかもしれませんよね。

それともう一つ、言霊っていうのもあるのかもしれませんね。
具合が悪かったらコールしてねって言葉とともに、言霊として安心感を患者さんに与えているのかなぁってコメント拝見していて思いました。

魔法の手、これからもどんどん磨いていきたいですね☆

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プロフィール

名前
Angel
職業:
看護師 Registered Nurse
趣味:
ゴルフ ピアノ 食べ歩き
自己紹介:
1978年、早生まれ
埼玉県出身
カリフォルニア在住
アメリカ暦9年

日本の大学卒業後、医学研究職2年。

その後アメリカの大学へ留学。看護学部を卒業しBSN(Bachelor of Science in Nursing)取得を経て、RN(Registered Nurse)免許取得。

2004年夏より、カリフォルニアにある大学病院のICU(集中治療室)にて勤務中。
7年目のベテランナース(?)

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