カリフォルニアの大学病院にあるICUで看護師をして7年目。 ICUの中で起こる日々のドラマ。 アメリカの命の現場から生の声をお届け! アメリカ医療の裏側やナースの日常を覗いてみませんか? まずは「ハイライト」内の記事からチェック!!
IMFは、日本は財政的援助なしでも充分それらの対応が可能な基盤あると考えている。
"It's a strong and wealthy society, and the government has the full financial resources to address those needs," Atkinson said.
「日本は強くて裕福な社会であり、政府にはこういったニーズに対応する充分な財政資源がある」とアトキンソン氏(IMF広報担当)は述べた。
唖然、愕然、呆然。。。
IMFみたいな国際的トップ組織がこんなこと言っちゃって・・・
これでは募金が激減してしまうじゃないの!!
私からしてみれば、後先を考えていないあまりにも無責任な発言としか思えません。
「日本は大丈夫」って思うのは勝手だけれど、
むしろこういう無責任な発言をして復興・成長の邪魔をしないで!!!
日本が経済大国だからってライバル視していじめないでよ。。。
なんて思ってしまいますが、
これって私の単なる被害妄想に過ぎないんでしょうか。。。
日本はこんなこと言われて黙っていていいの???
海外在住の皆さん、募金の必要なんて無いと勘違いしている外国人は大勢います!
あなたの周りの人達に、募金の必要性を訴えかけて、日本を助けてください!
※関連記事
記事タイトルを見て驚いてこの記事に辿り着いた方もいらっしゃると思いますが、
残念ながら、こういった印象を持っているアメリカ人が少なくないのが現状のようです。
あの悲惨な映像が繰り返しTVで放映されていたのに、なぜ???
この理不尽な印象を何とか正そうと、私の友人が日々頑張ってくれています。
アメリカ人がなぜ義援金寄付に対して間違った印象を持ってしまったのかも含め、
彼が集めた情報をより多くの方々に知っていただきたく、
当ブログでもどんどん発信していこうと思います。
ちなみにこの方、大学同窓会の1つ上の先輩で、ロサンゼルスにお住まいですが、
先日、日本赤十字に100万円寄付なさったとのこと。
そのお金、彼の会社のマッチング・システム(同額会社も寄付するシステム)で
2倍の200万円となって日本に送られたそうです!!!
彼の震災に対する救済は、多額の募金に留まらず、
募金なさった後も、情報発信と募金の呼びかけに日々努力なさっています。
まだ34歳という若さなのに、すごい!!
私の中ではすっかり、Mr. カリスマ !!!
とにかくとてもやさしくて素敵な方で、心から尊敬しています。
さて、それでは本題に入りますね。
「日本は募金を必要としていない」という間違った印象が植え付いた理由。
それはあのアメリカの主要メディア、ニューヨーク・タイムズ の記事の中にも!
こちらがその、3月15日付けの記事。
A Charitable Rush, With Little Direction
英語は苦手!という方もご心配なく。 こちらの和訳をどうぞ。
慈善団体が殺到、明確な目的なし
和訳は Mr. カリスマのご友人であるプロの翻訳家さんが、
寝る間も惜しんでアメリカ紙による震災関連記事を翻訳してくださり、
特別開設ブログに日々アップしてくださっています。
そのサイトはこちら。
米国主要メディアの東日本大震災関連報道
この3月15日付け(アメリカ時間)の NY TIMESの記事には、
wealthy Japan is not impoverished Haiti.
裕福な日本は貧困国ハイチとは違う。
と最初の方にあります。
・・・確かに貧困国ではないけれど、
あんな大きな災害を自国のお金で賄えるような裕福な国って世界のどこにある訳?!
そして、その後の驚きの一文。
The Japanese Red Cross, for example, has said repeatedly since the day after the earthquake that it does not want or need outside assistance.
日本赤十字は地震の翌日から何度も、外部の支援は不要であり、支援しないでほしいと表明している。
・・・・・・・・・・・・・・。
絶句です。。。
全く意味が分かりません。。。
そしてこの情報元として記事にもリンクされているのが、
この3月15日(日本時間)のこの赤十字の公報。
Japan: Earthquake and Tsunami
これも和訳があります。
国際赤十字・赤新月社連盟の公報(3月15日発行)
これには、ビックリすることに、
external assistance is not required, and is therefore not seeking funding or other assistance from donors at this time.
外部からの支援は必要ないと判断しました。従って、現時点では支援希望者からの義援金その他支援は要請していません。
とまあまあまあ・・・。
これまた絶句でございます。。。
なんでそんなこと言っちゃうの??!!
「現時点では」って一応言っているけれど、そんなことより、
「支援は必要としていない」
こちらのほうが、どう考えても印象に残ってしまいますが。。。
NY TIMESの記事を読んだときはNY TIMESを責めたくなったけど、
この赤十字の公報を読んだら、あの記事は無理もないと思いました。
NY TIMESはアメリカの中でも最も主要な新聞の一つ。
この記事が多くのアメリカ人の目に留まり、
これを読んだ多くの人が、日本は支援を必要としていないと勘違いしたはず。
日本のメディアも、この記事がアメリカの主要紙に載ったという事実を取り上げ、
公の場で積極的に反論すべきです!
だってこれ、日本人としては当然憤慨すべき事実じゃないですか?
一生懸命、募金の輪を広げようと頑張っているのに・・・
とても残念でなりません。。。
このブログを読んでくださった皆さん、
あなたの周りのアメリカ人も、募金は必要ないと思っているかもしれません。
日本が国全体で感じた痛み、どんどんアメリカ人に伝えていってください。
日本人だけでなくアメリカ人もチャリティーイベントにどんどん誘ってください。
こんな記事を書かれてしまった以上、アメリカに住む私達が一丸となって
募金の必要性を訴えていかなくてはならないと思います。
どうか、ご協力お願いします!!
※関連記事
『募金をする際には要注意!!!』
『義援金は必要ない! ★第2弾★』(後付け)
遅ればせながら、今日知りました。
石原都知事の問題発言。
毎日.jp の記事 によると、石原知事は、
「この津波をうまく利用してだね、我欲を一回洗い落とす必要がある。
積年たまった日本人の心のあかをね。これはやっぱり天罰だと思う。
被災者の方々、かわいそうですよ」