カリフォルニアの大学病院にあるICUで看護師をして7年目。 ICUの中で起こる日々のドラマ。 アメリカの命の現場から生の声をお届け! アメリカ医療の裏側やナースの日常を覗いてみませんか? まずは「ハイライト」内の記事からチェック!!
今日、ぷらぷらとネットサーフィンしていたら・・・
点滴バー
なるもの発見!!
(*文字をクリックすると、お店のサイトに飛べます)
な、なんじゃこりゃ??!!
自分の目を疑ってしまったけど・・・・・
本当に、あるようです。
ご存知でした?
表参道や恵比寿のような、いわゆる人気オシャレスポットにあるみたいけど、
日本で人気あるってこと???
アメリカ9年目。 時代遅れですみません。。。
これに関する法的なことはよく分かりませんが、一応医師が処方するようですね。
で、看護師が点滴の針を挿入して、点滴投与するのかな?
10分てあるけど、どれくらいの容量のものなのでしょうか。。。
稀ではあっても色々なリスクもあるでしょうに。。。
てゆーか、殆ど経口投与で済みそうなものばかりな気がしますが。。。?
わざわざ高いお金払って、痛い思いして、
なぜ点滴???
医師も看護師もちゃんとした免許保有者なんですよね、きっと。。。
私の個人意見:
これがビジネスとして成立してること自体、大きな疑問を抱えてしまいます。。。
昔、酸素バーなるものが流行ったけど、酸素の過剰摂取は逆に体に毒なんですよー!
60%以上の酸素(空気は21%)は体にダメージを与えてしまうそうです。
まぁ、いきなりではなく、長い時間吸入した場合の話でしょうけどね。
点滴バー。。。
ちょっと、ビックリしたので、ご紹介してみました。
☆この追記も書いたので、そちらもどうぞ。
今日は2人の患者さんをお世話しました。
そのうちの1人は
ヘルペスによる潰瘍が肛門の周りにぶわぁ~っと出来ちゃっていて、
とっても痛そう。。。
巨大な口内炎みたいな潰瘍がお尻の穴の周りいっぱいに広がっている
と想像してください!
ベッドから出て椅子に座るようにとのドクター指示で椅子に座ってもらったけど、
「椅子に座ると痛いのに、何で椅子に座らなきゃいけないんだ!」
と文句がました。
いやぁ~、痛い気持ち、お察しますよ、ほんと。。。
あんな大きな潰瘍がお尻に出来たら、私だってきっと椅子になんか座りたくないよ。
と思いつつも、
「ドクターオーダーなの。 寝たきりだと、どんどん体力失ったり、血栓が出来易くなったりするからね。 お家に早く帰れる様に少しずつ訓練してかないと。」
となだめた。
もちろん、痛いままじゃ可哀想なので、痛み止めの薬を飲んでもらい、
2時間ほど椅子に座ってもらった。
幸い、いいタイミングで娘さんが来てくれて、娘さんとおしゃべりを始めるにつれ
本人の気も紛れ、痛みも随分和らいだようです。
医療全体を大きく考えると、お薬の力なんて、実はちっぽけなものなのかな。
愛する家族の笑顔とかタッチとか会話とか・・・
本当は
お薬よりも、もっともっと大きな効き目のもの
がいっぱいあるのかもしれませんね!